「間違っても仲良くなんてないです」

断固認めない

勢いよくハムカツを口に放り込んだしるふの横から

「でも私立花先生を尊敬するけど」

「尊敬?」

「そ。だってあの黒崎先生に真っ向から刃向かうの立花先生だけだし。バシバシしごかれながらもうまくやってるし」

私には無理だな

まず、黒崎先生怖いし

「そうかな。話してみると別に普通だよ。仕事は鬼だけど、連勤徹夜しろとかは言わないし、理不尽なことはないし」

「それは、しるふだからでしょー」

私は無理

頬杖を突きながら食後のアイスティーを混ぜる

「食わず嫌いはダメだよー」

二人のやりとりを神宮寺は、うれしい思いで聞いていた