しるふの言葉に、話題そのものに対して興味を無くした海斗は、
視線を外して再びしるふの宿題に目を通し始めた、というよりはめくり始めた
「立花、だっけ」
確認するように口を開く
「あ、はい」
覚えててくれたんだ
なんて思ったのは、これが初めて呼ばれたのだから決して失礼じゃない
立ちあがった海斗は、いつも見下ろす側にいるしるふですら見上げないといけない
「変な女だな、お前」
ただ淡々と感想をつぶやく海斗に思わず
「な!!失礼な!!そういう黒崎先生は鬼ですよ!!おに!!」
くわっと牙をむく
だいたい、こんな量の宿題出すとか、本当鬼でしかないです!!
この二日間で私の財布からどれだけ売店に貢献したと思ってるんですか!!
私は売店にお金を落とすために研修医してるわけじゃないわー!!
等々…牙をむいてくるしるふに、小さく笑みを宿す
ICUに行くためにしるふの横を通り過ぎ、ドアを開けつつ
「お疲れ。仮眠とってきたらどうだ」
かけられた言葉は、その口調は、優しかった、と思う
視線を外して再びしるふの宿題に目を通し始めた、というよりはめくり始めた
「立花、だっけ」
確認するように口を開く
「あ、はい」
覚えててくれたんだ
なんて思ったのは、これが初めて呼ばれたのだから決して失礼じゃない
立ちあがった海斗は、いつも見下ろす側にいるしるふですら見上げないといけない
「変な女だな、お前」
ただ淡々と感想をつぶやく海斗に思わず
「な!!失礼な!!そういう黒崎先生は鬼ですよ!!おに!!」
くわっと牙をむく
だいたい、こんな量の宿題出すとか、本当鬼でしかないです!!
この二日間で私の財布からどれだけ売店に貢献したと思ってるんですか!!
私は売店にお金を落とすために研修医してるわけじゃないわー!!
等々…牙をむいてくるしるふに、小さく笑みを宿す
ICUに行くためにしるふの横を通り過ぎ、ドアを開けつつ
「お疲れ。仮眠とってきたらどうだ」
かけられた言葉は、その口調は、優しかった、と思う