あの時とこれからの日常

ふ、とため息にも似た息を漏らしてから

「面倒くさい」

というか、誰のために断ったと思って

「えー、ただ、ただ座ってるだけでいいんですよ。こういう時は」

誰も断ってくれなんて頼んじゃいないじゃない

「それが面倒臭いんだ。これでも暇じゃないんでね」

とか言いつつご機嫌斜めになるのは、どこのどいつだ

「たまの息抜きだって必要ですよ。かわいい女の子に囲まれてうれしくないんですか?」

そんなことじゃすねないもんね

「そこまで不自由してない」

うそつけ

「うっわ。出た黒崎先生のプレイボーイ。いったい何人の女の子を泣かしてきたんですか」

嘘じゃないし。秋穂さんのケーキ3つで手を打ってあげる

「……」

事情を知る莉彩は、海斗としるふの声にならない言い合いが聞こえてきそうで

となりで笑いをこらえるのに必死だ

食後のお茶を飲み干すと

「園田、」

立ちあがりながら傍観していた園田に視線をやる

「はい」

「意地でも行かない。って言ってたって伝えておいてくれるか」

その同期たちに