「ご迷惑おかけしまして。ホントすみません」
「いいえ」
軽く頭を下げる二人の間で、しるふは面白くなさそうに眉を寄せていた
だって、なんか分かり合ってない?
今日初対面のくせになにか通じ合っているような気がするのは気のせいだろうか
「もう一つ聞いて良いですか?」
嫌なんて言えるわけないじゃないか、これでも一応彼女の実家だというのに
なんていうつぶやきが聞こえてきそうで、海斗はそっと隣のしるふに視線を送る
かなり細められた瞳がしるふの不機嫌さをうかがわせて、海斗は思わず苦笑する
「どうぞ」
きっと紗雪も気づいているに違いない
「しるふを言い表してもらっていいですか」
「言い表す?」
「そうそう。たとえば綺麗とか可憐とかそんな感じで」
正直にどうぞー、と笑顔を向ける紗雪に、再びしるふに視線を送ってから
「一言でいえばじゃじゃ馬ですね。詳しく言えば、小さくて意地っ張りで強情で負けず嫌いで、我がままでそのくせ泣き虫、ですかね」
あー、寂しがり屋もですね
「……」
空気が止まった、
そう思ったのはしるふだけではないと信じたい
「いいえ」
軽く頭を下げる二人の間で、しるふは面白くなさそうに眉を寄せていた
だって、なんか分かり合ってない?
今日初対面のくせになにか通じ合っているような気がするのは気のせいだろうか
「もう一つ聞いて良いですか?」
嫌なんて言えるわけないじゃないか、これでも一応彼女の実家だというのに
なんていうつぶやきが聞こえてきそうで、海斗はそっと隣のしるふに視線を送る
かなり細められた瞳がしるふの不機嫌さをうかがわせて、海斗は思わず苦笑する
「どうぞ」
きっと紗雪も気づいているに違いない
「しるふを言い表してもらっていいですか」
「言い表す?」
「そうそう。たとえば綺麗とか可憐とかそんな感じで」
正直にどうぞー、と笑顔を向ける紗雪に、再びしるふに視線を送ってから
「一言でいえばじゃじゃ馬ですね。詳しく言えば、小さくて意地っ張りで強情で負けず嫌いで、我がままでそのくせ泣き虫、ですかね」
あー、寂しがり屋もですね
「……」
空気が止まった、
そう思ったのはしるふだけではないと信じたい

