あの時とこれからの日常

「研修医の時のしるふってどんなでした?」

この子忙しいとか言って全然帰ってこなくて

びしっと指を差されたしるふが不機嫌そうに瞳を細めている

「あー…、」

「正直に、どうぞ」

言い淀んだ海斗に紗雪が真面目顔で告げる

「正直に言うと、…じゃじゃ馬でしたね」

というかじゃじゃ馬ですね、だ

現在進行形

「じゃじゃ馬!?」

素っ頓狂な抗議の声を上げたのは紗雪ではなくしるふだ

紗雪に関しては「あ、やっぱり?」なんて言って笑っている

「ちょ、私のどこがじゃじゃ馬だっていうんですか!!黒崎先生の超スパルタに耐えきった根性と将来のある期待の新人とかそれくらい言えない!?」

「正直にって言われたらなー」

そう答えるしかないだろ

ほけほけと笑う海斗の隣で「まじ、有り得ない」としるふがほほを膨らませる

「ちなみにそう判断する要因は?」

「上げると切りがないですよ。いろいろと振り回されましたから」

もちろん振り回され続けているが