IZIME

「ちょっ、泣くなユイ！」

「だ…だってぇ…っ」


江利はハンカチを取り出すと
ユイの涙を拭いはじめた


「姫乃。ユイ…今こんな状態だからさ…落ち着いたら、また話そう」

「う、うん…でも本当に私は…！」


「大丈夫。裏サイトのことは私も信じてないから」


江利の言葉に私は胸を撫で下ろす