目的の地下へと階段を下る。


 特設会場は変わらずそこに在った。



 もちろん、年月に伴う風化は進んでいるけれど。

 私は、ある絵の前で立ち止まった。

 最後にもう一度この絵を見たくて、ここを訪れたのだ。