帰ろう。 そのためにはもう一度、あれを飲まなければならない。 それで、もう最後だ。 ベッド脇にあった水差しに手を伸ばし、煽る様にそれを飲み込んだ。 全身に焼けるような痛みが走り、目の奥がちかっとして再び意識の混濁が始まる。 (あそこへ行こう) 少し眠ったら、最後にあそこへ行こう。 そう思った。