男の息が耳にかかる。生温かくて生臭い。 もし、今回も失敗したら。 その時は、その時こそは。 今度こそ終わりにしよう。 そうしたら私は……。 目を閉じたまま首を振る。 とにかく今は行為に集中しなければ。 大丈夫。 平静を保てばきっと上手く行くはずだ。 大丈夫。 じりっと、下腹部に焼けるような感覚が走る。 ふと、男の指が歩みを止めた。