「そんなの、信じるに決まってるじゃん!!俊也が初めて自分の昔のことを話でくれて、すっごい嬉しいよ?」

私が満面の笑みでそう言うと、俊也は一瞬驚いた顔をして、すぐに私に微笑み返してくれた。

「これから成実ちゃんのこと、どうするの?」

私が1番気になっていたことを聞いてみた。

「とりあえず、怪しまれないように学校ではあんまり話さないようにしなきゃいけないけど、頑張れるか?」

「学校だけでしょ?辛いけど頑張れる!!」

私が力強く宣言すると、俊也はすごく切なそうに笑いながら、私を抱き締めた。

「一緒に頑張ろうな!!」

「うんっ!!」 


その日、私は何があっても俊也を信じることを決めた。