大好きなんだよ!!




福永瑛未の『やばい』って表情。



…無理に傘に入れようとしたのは絶対よくないよな。


福永瑛未は、申し訳なさそうにオレを見上げた。



「……高橋くん…ごめん…」


「ん、いいよ。オレの方こそごめん。」



ただならぬ雰囲気にオレも謝り返した。



それから、福永瑛未はずっとだまったままで。


重い空気がオレらを包む。



「…じゃあ傘だけでも使って?」



その場の空気に耐えられなくなったオレは、傘を差し出す。




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