オレは、驚きながらも福永瑛未に近付く。
「…めっちゃ濡れてるじゃん!!」
冷たい福永瑛未の手を引いて、オレの傘の中に入れる。
こんなんじゃ風邪ひいてもおかしくないってくらいに濡れている福永瑛未。
「…瑛未ちゃん冷たい…傘持ってなかったの?」
福永瑛未は、少し顔が赤かった。
…もう風邪ひいてんじゃねぇ?
なぜか心配になって、反応のない福永瑛未に声をかける。
「……瑛未ちゃん?」
すると、やっと状況を把握出来た様子で。
「…た、高橋くんが濡れちゃうよ?」
と、傘に入ろうとしない。
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