「で、瑛未たんは白石夏生くんとデートしちゃうの?」
「……え。するつもりない…ってか出来ない!!」
「でも本気っぽかったよ?どうするの?」
「…どーしよー…」
どんよりと重い気分になって、頭が痛いような気がしてきた…
今の私のレベルは、やっと高橋くんと話すのでいっぱいいっぱいなのに。
聞き慣れた着信音が響く。
私の携帯がメールの着信を知らせるために鳴った。
画面に表示された『受信メール01件』の文字。
お昼時だし…いつもみたくどっかのサイトのメルマガかな?
そう思っていた私が受信していたメールの送信者は―…
不思議なことに私のアドレスなんか知らないはず夏生のくんからだった。
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