―…あー携帯携帯…
どうすればあの子と連絡がとれるかな………
あーもー…
こんな時、夏生みたいに頭がよかったらなぁ。
そしたらどうすればいいか適切な判断が出来るのに。
オレの携帯の番号…が分かれば…
―…そうだよ！
この携帯から自分の携帯に電話かければいーんじゃん？
オレ、頭いいな。
こんないいアイデアが思いつくのはオレぐらいだわ。
そう、自意識過剰になりつつあったオレは早速、自分の携帯に電話することにした。
……まではいい感じだったのに。
あれ？
オレの携帯の番号って…何だ？
――…墓穴。
やっぱりオレはバカだな。
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