ひとりで反省会をしながらどうやってチカさんに謝ろうか考えていた、その時。 「―…瑛未。」 その声とともに、後ろから抱きしめられた。 温かくて、心地のいい高橋くんの体が私の体を包み込む。 「たっ…高橋くん!?」 びっくりして声が裏返ってしまった。 久しぶりの高橋くんの感触に、私の心臓はドキドキと騒ぎだしていく。 ……今死んだら死因は絶対、心臓発作だよ。 そしたら高橋くんは現行犯で逮捕されちゃうね… 私は真っ赤なのが恥ずかしくて、高橋くんの顔がまともに見れなかった。 .