「…もしもし?」
「あ、あの…オレ、高橋っていうんですけど…」
…少しけだるそうに喋る男の子の声。
もう何年もお父さんと先生以外の男の人とまともな会話はしていない。
学校の担任もずっと女の先生だったし、男の先生は極力避けてきた。
そんな私は、どうやって会話したらいいんだろ………
「……もしもし?」
『高橋』くんは私が返事しないのを心配しているようだった。
ど、どうしよう…
頭の中は完全にオーバーヒートしてもうパニック寸前。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…