勘を頼りにしばらく歩いていると、人の話し声が聞こえてきた。 …もしかしたら駅前までの道順を教えてもらえるかも。 そう思うと、自然と小走りになる。 そして、声のする曲がり角を曲がった時―… 「……!!」 パッとまた角に隠れる私。 ……うそ…… どうして高橋くんとチカさんがいるの? .