―…シャッとカーテンの開く音がして日が当たる。



「福永さん、起きなさい。」



……あれ?


私、いつのまにか寝ちゃってた?



重い体を叩き起こす。


―…なんかダルいかも。



体温計を借りて熱を測ると少し微熱があった。


そのまま、早退することになった私。



帰る用意をして玄関に向かっている途中、会いたくない人とばったりと会ってしまった。



「…福永さん、帰るの?」


その人は、後ろから声を掛けてきて。


振り向くと、そこにいたのは―…



「……あ……」



チカさん………




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