「―…おーし、じゃあ話してもらうよ♪勇雅くん!!」 そう言ってオレを引きずってどこかに連れて行こうとする夏生。 …どうやらコイツに秘密を作るのは無理みたい。 「―…はぁ!?」 授業をサボり、屋上で昨日のことを夏生に話した。 予想通りのリアクションを返してくれる夏生。 …だから言いたくなかったのに。 これで、夏生の記憶の中のメモリーにしっかり残るんだろうな。 .