――グイッ いきなり引っぱられた腕。 「ひゃ…っ?」 ――ガシャン!! 開けかけていた門が大きな音を立てて閉まる。 ―…私が気付いた時には、もう高橋くんの腕の中。 私、抱きしめられてる? ギュッと高橋くんの腕に力が入って、さらに密着。 「…痛い…よ?」 ―…やばい。 心臓やばいって!! こんなにドキドキしてたら高橋くんにも伝わっちゃうよ! .