玲ちゃんが驚いた顔で井口君の事を見た。

その視線に気付いたのか気付いていないのか彼は言った。

「有名だよ～。男子の中ではね。」

そう言ってははっと笑う井口君を玲ちゃんはすごい顔で睨んでいた。

綺麗な顔が台無し・・・。


「今日の晩飯何？」

はぃ？

鬼瀬君今なんて言った？

「えっ！？今なんて言った！？竜我！」

すかさず浜岡君が飛びつく。

そりゃぁそぉだろぉに。

いきなりそんなこと言ったら・・・。

ほらほら、女の子達がすごい目でわたしの事見てる・・・。

「おい竜我！！！」

浜岡君が鬼瀬君を問い詰める。

「だから、きょ「うわぁぁぁ！！！！」

わたしが大きな声で鬼瀬君を止める。

「なんだよ。」

ギロッと鬼瀬君がわたしを睨む。

ごめんなさい・・・。

でも、もう女の子達の視線に耐えられない・・・。