―――ピピピピピッ

朝ですね。

鬼瀬君を起こしに行かなきゃ。

でも、寝起きの顔って・・・。

目が腫れてませんように。

わたしはそっと鏡を見た。

「よかったぁ~。」

腫れてなかった。

顔洗って、支度してから起こしに行こう。




◆◆◆

「ふぅ。」

よしっ。

ちょっと待って。

これって入っていいの?

一応、男の子の部屋だよね。

いいの?

いっか。

「おじゃましま~す」

自分の発言に少し疑問をもちながらも部屋に入った。