「そうだったんですか…ごめんなさいね、偶然とはいえ」
「こちらこそ信じてくれてありがとうございます」
「実は私も元記憶障害者なの。確かに条件的には、あんな風に激しい頭痛に襲われるのも有り得るわ」
「え、そうだったんですか?」
「ええ、少し彼女とお話いいかしら?」
「是非お願いします」
ナオキが女性と共にカナの元へ戻る
「カナさん、突然だけど以前私も記憶障害者だったの
だから貴方の苦しみはよく分かるわ。もし貴方がこの先
何か悩む事があったら
良かったら連絡して。
力になれると思うから」
かつて俺達を結びつけて
くれたあのウサギの
今の飼い主が、カナと同じ元記憶障害者だったのは
奇跡としか言い様がないと思う。
彼女――香月さんとの出会いが
この先、カナの心の支えになるといいな
「こちらこそ信じてくれてありがとうございます」
「実は私も元記憶障害者なの。確かに条件的には、あんな風に激しい頭痛に襲われるのも有り得るわ」
「え、そうだったんですか?」
「ええ、少し彼女とお話いいかしら?」
「是非お願いします」
ナオキが女性と共にカナの元へ戻る
「カナさん、突然だけど以前私も記憶障害者だったの
だから貴方の苦しみはよく分かるわ。もし貴方がこの先
何か悩む事があったら
良かったら連絡して。
力になれると思うから」
かつて俺達を結びつけて
くれたあのウサギの
今の飼い主が、カナと同じ元記憶障害者だったのは
奇跡としか言い様がないと思う。
彼女――香月さんとの出会いが
この先、カナの心の支えになるといいな

