友子さんの顔が一瞬曇る

「まもると会ってるって・・・」
驚きを隠せない様子だった


記憶が一向に繋がらなかった・・・・



子供のころの遊んだ友子さん
彼女から発せられる
『まもる』と
『さとる』



そしてあたしが会ってる『まもるさん』




繋がりがあるってこと?



友子さんは声を荒げる
「夢でも見てるの?
それともバカにしてるの!?」



あたしは一瞬
身体をこわばらせた




分かった
彼女の威圧感は
あたしに対する感情なのかも知れない



「昔からそうよね・・・」






彼女から聞かされる昔話に
あたしの忘れていた記憶が
少しずつ蘇ってくるのだった