「澪~ 浴衣似合う!」




可愛い女の子が 彼の腕にしがみついた
”澪” よほど親しいんだろう




「触んな!」




一人の男の子が私に満面の笑みを浮かべ
手を出した




「俺 司!よろしくね!」




彼は私の前に立ち隠した
私が見えないように




「司!」



「な・・ 怒んなよ!何もしてないだろ!」




彼は私の手を引き 歩き出し
そのまま家に送ってくれた



何も無かったように