愛を伝えよう

彼は真剣で 少し赤くなった顔が何とも言えなかった




「大丈夫か?」




「全然 痛くない。」





前誰かが言ってた気がする
彼は真面目だって 本当にそうなのかも




顔を歪めるほどではないが 圧迫されて来た




「はい。ここまで。痛くはなかったけど。折れなかったでしょ?」




圧迫されて少し赤くなった腕を 彼は優しく擦った




「痛くないから すぐに消えるよ。」




笑って見せた
彼は 照れながら ”ありがとう”と笑った