空さんは先程と同様の笑みを私に向けて 陽さんは可愛らしい笑顔で私に言う。 「初めまして。哀川凪です」 それに対して私は無表情で自分の名前を告げた。 もう、8時過ぎか … 時間が経つのは早い。 早く帰らないと母親に怒られる … けど、 もう少し彼等と一緒に居てたい。 まだ、話していたい。 こんなのは私の我が儘だって事も 十分、分かってはいるんだ。 「 … きなのか?」 「 … え?」