男の人は、それ以上聞いてはいけないと 察したのか突っ込んでくる事は無かった。 「凪が色々あってここに来た」 宮杉はポテトを食べながら平然に答えている。 答えるのは構わないが、関係を教えてほしい。 「まあ … 分かった。 俺らも一緒に食って良いか?」 「うん。俺は良いけど凪は?」 「別に良いけど」 一緒に食べる前に名前が知りたい。 一応私から見れば見ず知らずの人なわけだから。 「ありがとう」 そう言って男の人は微笑んでから食べ物を注文しにいった。 女の人も強引に連れて行かれながら。