さくらのうた

今日も部活の一日練。
(楽しみだなぁ♪っていうかなんか視線が気になるけど気のせいかっ)

「あ、折道先輩、周樹先輩。おはようございます♪」
「あーおはよー岡見さん」
「おはよー。」

「おっはよっ!!なにー??昨日何があったのよー、春香ぁ!!ラインでもちきりだよっ」

「あ、おはよー結衣。別になんでもないよー!!ていうか何??誰がラインで流したの??」

「それがねー萌ちゃんみたいなの。」
「え??萌??」
「そうそう!!昨日近くにいたらしくてね。」
「え~。いなかったと思うけどなぁー」

「おっはよ!!2人とも♪何?昨日のラインの話??」
「あーおはよう実佳。何?実佳まで知ってんの?そんな話題になったの??」
春香は携帯を持っていなく、ラインもやっていないのだ。

「そうだよねー結衣。たぶん吹部で知らない人はいないくらいだよー」

「うん!!実佳だって騒いでたじゃん。」

「確かにそうだけどぉ」

「そ、そうなんだ…。でも何にもなかったから安心して?」

「「はーい。」」

「あ、ミーティング始まっちゃうよ!!行こ!!」



春香はミーティングも上の空だった。ラインの話や昨日の出来事が気になって仕方ないのだ。

(なんで萌なんだろう。。っていうかぶっちゃけそんな仲良くなかったよね。どうしてだろ?なんか悪いことしちゃったかな??)


「岡見さん。パート練習行くよ!!もう征斗行っちゃったよっ」
考え事をしてたらミーティングがいつの間にか終わってしまっていたようだ。相原先輩に声をかけられてしまった。
「あ、ハイ!!すみません。」

「ところでさ、岡見さん。」
「なんですか??」

「い、いや…。なんでもない。(////)」
「そうですか?なんか顔赤いですよー。どうしたんですか??熱でもあるんですか??」

「っ!!大丈夫だから!!!とにかく教室行こう。」

「???はい。」

(くっそ。なんでこんな顔熱くなるんだよ。俺っ!!んなことあるわけないのに…)