さくらのうた

そして学年相談室では…。

「ふーん。じゃあ竜輝に告白はしないんだ。」

「はい。。そうしたいです。っていうか私は今のままで十分幸せなんです。このままの関係が一番いいはず」



「でもさ、さっき僕たちが音楽室で騒いでた時岡見さん悲しそうな顔しながら竜輝のこと見てなかった?」

「そう、ですけど。。」

「岡見さんはホントにこのままで幸せなわけ??この中途半端な距離のまま。」


「っ!!!ほ、ほんとはいやですっ。もっともっと相原先輩とお話ししたいです。もっともっと仲良くなりたいです。。。でも、困らせちゃうし…。それに、もし私が告白して、断られて、今の関係よりもっともっと悪くなっちゃったら嫌なんです!!ぐすっ。」



「ゴメン。泣かないでよっ。分かった。じゃ岡見さんは告白しない方向で。でも、僕がちょっとヒントをあげる。」

「ヒント??ですか??」

「そう。竜輝はね、ウソつくときなぜか敬語になるんだ。」

「敬語…。ですか??」

「うん。タメのやつにも後輩にも。これがなんか岡見さんの力になってくれたら嬉しい。僕も2人がくっついてくれたら嬉しいから。」

「分かりました!!!でも、どうしよう…。。。」

「じゃあね、今度会ったとき最後におねしょしたのっていつですか?って聞いてみ!!!あいつきっとウソつくから。」

「なんでですか??」

「あいつね、実は小3のころまでおねしょしてたんだ(笑)あ、夜寝てる時だけどね。だけどそれ恥ずかしいからいっつもウソつくんだ。」

「くすっ。なんかかわいい…」

「だろ?まぁ頑張れ!!」


「はいっ。ありがとうございました♪頑張れそうな気がしてきました!!」



「あ、ちょっと待ってて。やんなきゃいけないことがあるから。」
「????」



「おーい。そこのドアの前で聞き耳立ててるやつら―。そこをどけっ!!」

「(///////)聞かれてたんですか??今のっ。増山先輩!!」

「大丈夫。ここは聞こえないから。」
「ほぉ…。よかった!!」



「ちっばれてたか。おーい征斗!!開けてくれー」
「あいよ」

ガチャっ

そこにはたくさんの男の先輩がいた。

「くすっ。何してるんですか?相原先輩。」

「かぁっ(//////)別になんでもねぇよ。」

「そうですか?」

「おぅ!!」
(っていうかなんなんだよあの笑顔。かわいすぎだろ。しかもくすっ。て!!くぅー。っていうか何を俺は考えているんだっ。おちつけー相原竜輝!!)