空にはいつでも

「お前さ、好きなやつとかいんの?」

えぇ...。

恋に圭人に、なんなのよ。
そんなに私の好きな人が知りたいわけ...?

「いないよ、そんなの」

「そっかあ...。」

そういって圭人は
寂しそうな、、
安心したような、、笑顔だった。

「...圭人はいるの?」

「え!?俺っ!?」

そんな動揺しなくても...。
それじゃあ、
私のこと好きって言ってるようなもんじゃない。

「い、いるよ。」

「そぉなんだ。」

私は優君が、優君の優しさが忘れられない。
彼は誰にでも優しいんだろうけど

中学1年生の時、同じクラスの女の子たちにからかわれて、放課後一人で泣いていた私に
 

「大丈夫?」
って、優しい笑顔を向けてくれた。

手を差し出してくれた...

それから、家まで送ってくれた。
彼といると自然と笑顔になっていく...。

それからも、メールや電話で話すことがよくあった。
卒業する時には絶対、この思い伝えるんだ。
って、おもっていたら、
優君に彼女ができた。

恋 って子。
中学の時クラスが違ったからよく知らない子だったけど。

本当に悔しかった。

だから私は...。



恋に近づいて行ったんだ...。