空にはいつでも

「お母さん。」


「なあに?」



「私、日向 優 と」


結婚したい。


涙にかき消されて言えなかった。

まだ高校2年生の子供かもしれないけど
私は優と生きていきたい。

おかあさんはただ、笑顔でうなずいてくれてた。


「がんばりなさい。」


暖かい笑顔でこういった。



涙は止まることなく次々と溢れてくる。
そんな私をお母さんは抱きしめてくれた。