空にはいつでも



今日はお母さんと帰る日。

クラスのみんなが見送りに来てくれている。

(あったかいなあ。)

もうちりちりと雪が降っているのに
みんなは来てくれた。
こんな寒いのに、なんだかあったかいよ。


「優...。」

「ごめん...。俺...。」


「ちょっと屈んでよ」


「?」

私は優の頬にすっとキスをした。


「馬鹿野郎」

するとゆうはおでこにキスをした。


「幸せになってよ、優。」

「当たり前だ!お前もな、恋。」





飛行機の時間だ。


「みんな、ありがとう!!!」

絶対、えったい忘れない。

短い間だったけど、
絶対に忘れないから!


「さようなら」