空にはいつでも

おばあちゃんが危ないって
長峰優に伝えたとき
彼は泣いてた。
私が帰るかもと言ったら
もっと泣いた。

彼のなくところなんて初めて見たから。

約束をした。


私が成人したら、必ず戻ってくるから。
それまで待ってて。

彼は嬉しそうに、うなずいてた。



「それでも、あなたに会ったら、どうしていいのかわかんなくなっちゃった...。」


長峰 優はもちろん大切な存在。
日向 優のことは相談していないけど、
大好きで、守りたかった。


「でもね?優はそれ以上なの。」


一生、一緒に生きていきたい。

私は、優がどれだけ大切な存在なのか
まだよくわかっていなかったみたい。

だけどあなたに会って
はっきりとわかったの。

「優と結婚したい...。」

子供もほしい。
年をとってもキスをしていたい。


かけがえのない、存在なの。




「俺は、どうすればいいんだ?」



「わからない、どうしていいか、わからないの」