空にはいつでも

「...え?」

しまった!
思わずそのまま言葉が出てしまった...。
瑠璃はずっと協力してくれてたのに、
こんな疑うみたいな...。

「そんなわけないじゃん~!!」

「そ、そうだよね~」


一瞬瑠璃の顔が焦った顔だったから、
図星なのかと思った。
なんて、絶対に言えないけど。

でももし瑠璃が、
私の大切な友達が
優のことを好きだって言ったら
私はどうするんだろう...?

「ちょっと、お二人さん、おれの前でなんて話してんのさ...。」

「あははー優くんごめんねー!」

「あ、じゃあ帰るね!っじゃあね瑠璃!」

「...うん!また明日。」



「恋?なんであんなこと言ったのさ?」

「いや、その、、、なんとなく、、、。」

「あんま瑠璃ちゃん、困らせんなよ、はは」

なんだか、ちょっと不安になった。
もしも,,,。

やめた!こんな瑠璃を疑ったって
どうにもならないんだから!

瑠璃は何でも言い合える親友なんだから...。

「恋。好きだよ」


その言葉に思わず体が固まる。

(不意打ち...。)

「わ、わかってるよ!!」

ははって笑う君。
何を考えてるのかよくわかんないけど
私は、やっぱり幸せだ。

二人で手をつないで、家に帰った。

「じゃあ、また明日な」

「...うん。またね」