空にはいつでも

ruri side...........

正直、恋が引っ越してくれて安心した。
だって、もう会える距離じゃないから。
優君はいやでもあきらめなくちゃいけないんだから。


「ねえ、優君。」


「今日は私の家でいいよね」



優君はあれから、光のない目になってしまった。
私が言うことには絶対従ってくれる。

恋のアドレス消して。
私以外の女の子としゃべらないで。
キスして。
愛して。


私はただ優君を幸せにしたいのに
なんでだか、全然うまくいかなかった。

優君は泣いてばかりで、
行為中に恋の名前を呼んだことだってあった。

でも、もうれんには会えないよ...。
恋はいないの。