こんな偶然あるんだろうか、って一度耳を疑ったけど
長峰 優 これが彼の名前だった。






「優って、誕生日いつなの?」

「んー?9月の25だうお」

「だうおってなによー!」


はははってこんな何でもないことで笑いあえる私たち
結構充実していると思う。

まだ”優”を越えられないけれど
でも確実に ”優”に近づいていた。


「てか、もう少しじゃない!」

「そうだな。」

「何がほしい?」



「・・・。」


なんで黙るのよ...
そしていきなり真面目な顔して


「お前の全部がほしい。」




「はは、いいよ、何でもあげる。」







そういって私たちは初めてキスをした。





そのあとは、誕生日に...。