「わかった。」


「俺達、今日で終わりなんだな?」


「それで、お前は満足なんだな。」




「じゃあ、な」




優は立ち上がった。
目から、涙がこぼれてた。

(やめてよ...。)

ゆっくりと一歩ずつ。

私から離れていく。


思わず

まって!いかないで!

っていいそうになるけど
ぐっとこらえる。


「...恋。」



聞いたことないような、かすれた声。


優は泣きながら笑顔で振り返った。



「幸せに、なってくれよ」


そういって静かにドアを閉めて

私たちの関係は

終わってしまった。

「うわああああああ」


泣かずになんていられるわけないじゃん。
「優ー!やだよおおお」

まだまだやりたいことがあったのに。







私たちの関係は


これで終わった。