空にはいつでも

Yuu side.........


恋と潤ってやつが、キスをしていた。
誰かに教えてもらったなら、俺は絶対に信じない。
俺は何があっても恋を信じたい。

だけど、俺は自分の目で見てしまった。
恋の顔は見えなかったけど。
俺達が入ろうとしても二人はやめなかった。

(なんでだろう..。)

瑠璃ちゃんにうちに来ないかって誘われたけど
さっきのことを聞かれてしまったら。
多分俺は、我慢できないから。

「...っ」

信じたいのに、恋のこと大好きなのに
次々と溢れてくる涙。

いままで大きな喧嘩もなしに、
充実した時間を過ごしてきた。

恋は素直に言葉では伝えてくれないけど
俺は愛されてるなあ、って感じてた。

Prrrrrrr......


、、、恋から電話がかかってきた。
出ようとしたけど、
今出たら泣いてるのがばれてしまう。
でたくても、やっぱり出れなかった...。

(はぁ...。)

そのあと何回か電話、メールが来た。

”さっきのは違うの!”

”電話に出て、お願い!”

”優...大好きだよ...”

どのメールにも、返信することができなかった。

俺は幻覚を見たわけじゃない。
いまは、言い訳なんて聞ける余裕ないんだ...。

「ごめんな...恋...。」

俺はベッドに倒れこんだ。