「な、なんでそのことを…!?」
私は瀧澤から距離を取り、頭を抱えてそう叫んだ。
瀧澤は私の表情を見て、満足そうにニヤリと笑う。
瀧澤が私の耳元で囁いたのは、私のある秘密を全教職員に、全校生徒に、バラすということだった。
誰にも知られてはいけない、私の秘密。
そして、誰も知らないハズの秘密。
それなのに、なんでコイツが知ってるの!?
「どうだ?言うこと聞く気になったか?」
「……んぐぅ…」
瀧澤はツカツカと靴音を鳴らして歩き、椅子に腰をかける。
そうして大袈裟な動きで足を組み、肘掛に肘を置き、ふんぞり返って私に視線を寄越す。
高さ的には私より下に居るのに、超ド級の上から目線で。
「従うしかねーよな?村越副会長」
「うう……」
くっそ!最悪だ!
なんでこんなヤツの言うことに従わなきゃならないんだ!
この眼鏡!ハゲ!くそ野郎!!

