「えっと、えっと、みんな、マジで言ってるの?」
私が恐る恐る聞くと、3人はうんうんと頷く。
「うわあぁ……」
今更だけど、私、とんでもない集会に入れられてしまったのではないでしょうか。
私が口を開けて静止していると、金子さんと十文字くんは立ち上がる。
「お疲れ様」
「じゃ、また明ねー」
そう言って、私の横を通り抜けて生徒会室を出ていく。
扉がバタンと閉まり、後には瀧澤と私だけが残される。
「…あ、じゃあ私も帰るね」
鞄を持って立ち上がり、そそくさとドアへ向かう。
ドアノブに手をかけた瞬間、バンっと大きな音がする。
いつの間にか背後に回っていた瀧澤が、私の肩越しに、ドアを手の平で押さえつけていた。

