理科室のやり取りを見ていた八神は出てきた女子達を追った。 「あーいー気味だったね〜」 「だねー」 「なあ、何で細井?」 突然の背後からの低い声にビクリと肩を揺らし振り返る。 そこには綺麗に整いすぎた無表情の八神が。 「あ…八神君……」 「質問、聞いてた?」 また質問を無視されそうになり、八神はそれを止める。 自分達のやった事がバレたのかと焦る女子達はそれどころではなかった。