一人も今まで友達がいなかっ藤森は初めて言えた言葉。 言えた事が嬉しい。 「嫌だ」 しかし、返ってきたのは残酷な現実。 「嫌だよ、そんなの。お前暗いし、辛気臭いし、中2だし」 「……っ」 (クッソ!少しでも八神君を信じた僕は馬鹿か!) 「…じゃーな?根暗君」 手をあげ、背を向けて、病室を出ていく八神。 沸々と怒りに燃えた藤森は病室の扉が閉まる瞬間、叫んだ。