(けど…) ギュッと拳を強く握った藤森は真っ直ぐな自信に満ちた目で八神を見上げる。 「…けど!頑張るよ!あの、学校で……」 それに、少し驚いた八神は小さく目を見開き、閉じた。 (…面白い……) 「…そうか。頑張れよ、一人で」 「……、その、あのさ、よければ、八神君……」 勇気を振り絞り、藤森は言った。 「僕の友達になって欲しいんだ…」