「悪いなあ、八神。学級委員だからって…」 「良いんですよ、先生。俺がもっと早くに気づいてあげれば、良かったんですけど…」 「いや、仕方がないさ。じゃあ、よろしくな?」 「はい」 藤森の担任が帰っていくのを見届けた八神は病室に入る。 ベッドには、横たわる藤森の姿。 ニコニコ笑う八神は藤森の近くの椅子に腰掛けた。