「どーも」 男がニヤリと笑った… 俺はその後、男の姿を数秒見失う。 気付いた時には、零の胸ぐらを掴み、殺気を表にした男がいた。 「テ、テメェ!」 「エイト」 エイトも度肝を抜かれたらしくワンテンポ遅れて、それでも俺よりは早くに声をあげた。 それを黙ってろ、と目で伝えた零にエイトは押し黙る。 零はやけに冷静に、寧ろ穏やかな笑みで男を見返す。 男は気に入らないかのように、眉間に皺を寄せた。