顔。 大きかった目は細く鋭く。 低い鼻もつんと高くなった。 可愛いから、大人の顔に急成長した大地を身近にいた人物以外に見分ける事は不可能だろう。 エイトなら気づくかな、と少しは思ったがやっぱりコイツは俺以外には無関心かつ鈍感だ。 「…思い出した?お世話になった大地こと、リク君だよ」 「リク…。お世話になったっケ?」 「失礼な野郎だな。零はともかく、テメェの世話は焼いただろぉが」