笑った所で口元しか見えないだろうが、目も笑っている。 ま、期待はしてないが。 「冗談は他でやれ」 「冗談?本気なんだけど」 フッ、と笑顔を消した。 瞬間。空気が冷たく凍る。 「……、2対1だから、とか調子に乗ってたら…後悔するぞ?」 後ろのエイトを見た運転手は殺気ありきに凄んだ。 どうやら覚悟は出来ているらしい。 なるほど、喧嘩慣れしているな。 暴走族、か。