「ねぇ…私、やっぱり許せないわ!」


お母様?許せないって誰を?


「いい加減にするんだ!朋樹には罪はないだろ!真子と一緒にするな!」


お父様?真子って誰?


「アイツの名前を口にしないでください!
朋樹はアイツに似すぎてる。あの目も口も本当にそっくりだわ!生き写しよ」


「確かに朋樹は真子に似ている。父親である私ではなく母親の真子に」


え?母親?


母親はお母様じゃないの?


俺は無意識にドアを開けていた。