あたしは好きだ。

いつかは燃え尽きる灼熱の炎も

人と違うこの紫の瞳も

あたしを置いてけぼりにした両親も



首から下げたロケットを開けたら

母の写真が入ってるんだろうけど

今のあたしにはまだ開けられない

過去の、幼い頃の記憶を取り戻すまであたしは

このロケットを開けたくはない。